未経験からキャバ嬢になる

キャバクラでの給料システムとは?バック・スライドなど全部解説

キャバクラの給料システムとバックについて


「キャバクラで働きたい」と思った時、誰もが気になるのはお給料についてではないでしょうか?

キャバクラを含むナイトワークは、皆さんが知っている一般的な給料のシステムとはちょっと違います。

私も最初はお給料の仕組みが分からず苦労しましたが、スムーズにお仕事をスタートするためにも事前に知っておくと良いですよ。

今回はキャバクラで働きたい方のために、キャバクラの給料システムとバックについて解説していきたいと思います。

「キャバクラで働くからには高収入を目指したい」そんなあなたのお役に立てる内容となっていますので、ぜひ最後まで読み進めてみてくださいね。

基本の給料システムは「スライド制」


キャバクラの給料システムは、「スライド制」と呼ばれる制度が導入されています。

例えば、キャバクラの求人情報で「時給3000円~」というような文言を見たことがありませんか?

これは最初時給3000円からスタートし、成績が上がればスライド制により時給が高くなっていくという意味です。

つまり売上の業績が良ければ良いほど時給が上がっていく、というのがスライド制になります。

頑張ったら頑張った分だけお給料もアップするので、やりがいも十分ですね。

心身ともにハードワークなキャバクラでのお仕事ですが、スライド制なら頑張りを正当に評価してもらえます。

このスライド制は3種類に分けられるのですが、それぞれ細かく解説していきたいと思います。

売り上げスライド

売り上げスライドは、キャバクラでの売上数字が成績として時給に反映されるシステム。

加算対象は、ドリンクやボトルのオーダー、指名料など様々です。

指名数は少ないけど固定のお客さんがたくさんお金を使ってくれるという場合は、売り上げスライドで成果を上げやすいと言えます。

指名本数スライド

指名本数スライドは、指名本数によって時給がスライドするシステムのこと。

ほとんどのお店が1ヶ月の指名本数の数で時給を決めており、1時間ごと(1セット)に1本という形が取られることが多いです。

つまり、1人のお客さんが3時間お店に居てくれた場合は3本になりますね。

毎月安定して指名を取っているキャバ嬢なら、指名本数スライドだとかなり稼ぐことができます。

ポイントスライド

ポイントスライドは、本指名や場内指名、同伴などの本数をポイント換算し、その合計ポイントで時給がスライドするシステムです。

例えば、売上が1万円で1ポイント、指名が1本で1ポイント、など項目が細かく分けられています。

ポイントが付く部分や付与されるポイント数は、お店によって異なります。

バックって何?


キャバクラでのお仕事探しをしていると、「バック」という言葉をよく見かけるはず。

大抵のキャバクラでは、時給に加えてバックが加算されます。

バックとは、売上の一部がインセンティブとして上乗せされる時給以外のお金のこと。

バックの対象となるものやバックの料金は、お店によって様々です。

ただでさえ高時給のキャバクラですが、バックも含めると更にお給料はアップ。

安定して指名や同伴を取りながらボトルも入れて売り上げに貢献すれば、確実に収入は増えていくのがキャバクラでのお仕事。

まさに夢の職業ですね。

ここでは、バックの種類を細かく見ていきましょう。

バックの種類


キャバクラでのバックには様々な種類があります。

高収入を目指すなら、バックにはどんなものがあるのかをチェックしておきましょう。

基本的には、キャバクラでのお仕事をこなしていれば自然とバックも付いてくるもの。

難しく考えず、目の前のお客さんを楽しませることに全力を注ぎましょう。

本指名バック

本指名バックとは、本指名1本につきバックが発生するというもの。

本指名の定義は、お客さんがお店の入り口で指名のキャスト名を伝えて入店することです。

常連のお客さんが付くようになれば、あなたの名前で指名をしてくれるようになります。

本指名バックは、1本につきおおよそ500円~1,500円程度となっています。

場内指名バック

場内指名バックとは、場内指名1本につきバックが発生するもの。

場内指名とは、フリーで来店されたお客さんが回ってきた女の子を気に入ったらその場で指名することを言います。

キャバ嬢を始めたばかりの頃は場内指名を重ね、徐々に本指名へとランクアップするのが一般的な流れ。

まずは場内指名をたくさん取れるよう、接客スキルを磨くのが良いですね。

ちなみに場内指名バックは、本指名バックの半額程度が相場と言われています。

同伴バック

同伴バックとは、お客さんと同伴出勤することで発生するバックです。

バック料金は、同伴出勤1回につきおおよお2,000円~4,000円といったところ。

またお客さんと食事などに行って一緒に出勤する同伴は、出勤と同時にそのお客さんから本指名をいただけるということになります。

つまり、同時に本指名バックもいただくことができるというわけですね。

一石二鳥な同伴バックですが、同伴を取るのはベテランキャバ嬢でも至難の業。

お客さんとの関係をコツコツ積み上げていくことが大切になってきます。

ドリンクバック

ドリンクバックは、ドリンクを注文することで発生するバックです。

おおよそ1杯あたり100円~500円と価格は低めですが、数をこなせば大きな金額になるので侮れません。

またドリンクバックは、指名のお客さんの席ではもちろんフリーのお客さんの席でも発生します。

お話が盛り上がったり気に入ってもらえれば、お客さんは長くお店にいてくれますので、その分ドリンクバックも増えますよ。

入店したばかりで指名が取れない場合でも、ドリンクバックで少しずつお給料アップは可能です。

ボトルバック

ボトルバックとは、本指名のお客さんがボトルをおろした場合に限り発生するバックです。

おおよそ、ボトル料金の10%~15%が相場と言われています。

お店によっては、ボトル料金によってバック率を変えていることもあるようですので、気になる方はあらかじめ確認しておくと良いでしょう。

ボトルバックは高額のお酒ほどバック料金も高くなるので、常連さんが付くようになったら意識すると良いですね。

売り上げバック

売り上げバックとは、本指名のお客さんの売上に応じて発生するバックです。

おおよそ売上の10%程が相場と言われています。

売り上げバックを狙うなら、羽振りの良いお客さんとは良い関係性を保っておくことが大事。

入店して間もない頃は難しいかもしれませんので、売れっ子キャバ嬢をよく観察しテクニックを盗むのも手です。

キャバ嬢のお仕事に慣れてきたら、本指名と合わせて売り上げバックも狙っていきましょう。

給料から引かれるお金について


一般的な会社員と同様に、キャバ嬢のお仕事も給料から差し引かれるお金があります。

基本的なキャバ嬢の給料構成は、このようになります。

・時給+バック-雑費・送迎代-源泉徴収=手取り

この仕組みは全てのキャバ嬢に共通しており、ナンバーワンキャバ嬢でも未経験のキャバ嬢でも全員が平等に差し引かれます。
ここでは、給料から差し引かれるお金について具体的に解説していきましょう。

送り代

キャバ嬢を始めると、終電で帰れないこともしばしば。

そんな時はお店のスタッフが自宅まで送りをしてくれるのですが、その際に送り代というものがかかってきます。

送り代は1回500円~2,000円が平均的で、給料から差し引かれます。

タクシーを利用するよりも幾分か安いので、送りを利用する女の子は多いですよ。

遠方からの通勤を考えている方は、想像以上に引かれることもあるので最初にお店に確認すると良いでしょう。

ヘアメイク代

自分でヘアメイクができないという方は、プロの美容師さんが出張して仕上げをしてくれるお店もあります。

だいたい500円~2000円の間が相場の金額となります。

美容室でヘアセットするよりも安めに設定されているので、お得感はありますね。

私も最初の頃はヘアメイクをお願いしていましたが、プロの仕上がりは一目瞭然です。

綺麗に仕上げてもらうことで自信にも繋がるので、ぜひ利用してみてください。

慣れてこれば自分でメイクもヘアセットもできるようになるので、最初だけかかる費用として割り切ることも必要です。

衣装レンタル代

ドレスをお店でレンタルする場合、クリーニング代としていくらか引かれることもあります。

レンタルは1回につき500円~1,000円ほど。

イベントの時などで着物を着る場合だと、着付け代も合わせてかかってくるのでもう少し割高になります。

「キャバ嬢になったら華やかなドレスを新調したい!」という女の子も多いですが、最初のうちはレンタルドレスがオススメです。

なぜなら、自分に合うドレスの形やカラーは経験と共に分かるようになってくるから。

また最初のうちはケチって安いドレスを買いがちですが、安物は見ればすぐに分かってしまいます。

ある程度キャバクラでのお仕事に慣れてきたら、自分へのご褒美としてちょっと良いドレスを買うというのも良いですね。

源泉徴収

源泉徴収とは給料から事前に所得税が差し引かれ、お店が自分の代わりに所得税を納付してくれる制度のこと。

源泉徴収はどこのお店でも必ず引かれるお金になります。

ナイトワークでは、給料の10%を源泉徴収されるのが一般的です。

よくこういった税金関係の話をすると「本業にキャバ嬢をやっていることがバレるんじゃないか」「扶養から外されたらどうしよう」と悩む方が多くいらっしゃいます。

しかし、自分でわざわざ確定申告しない限りそういった心配はありませんのでご安心を。

面倒な手続き関係は、お店側に任せちゃいましょう。

厚生費・雑費

厚生費と雑費は、トイレやロッカーなどお店の使用料という名目で引かれています。

差し引かれたお金はヘアアイロンやコテ、トイレットペーパーなどお店の備品代に充てられています。

相場としては、1日500円~1,000円ほど。

厚生費・雑費は天引きしていないお店も多いので、入店前に聞いておくと良いでしょう。

体入の時も給料システムは同じ?

良いお店を見つけたらまずは体験入店からスタートするかと思いますが、体験入店の給料システムが気になる方も多いのでは?

体験入店の給料システムは、本指名と同じであるお店もあれば異なるお店もあります。

お店によっては、場内指名やドリンクバックによるボーナスを支給しているところも。

一方で、体験入店ではボーナスを与えていないというお店もあります。

「体験入店は気楽にやりたい」という方は、ボーナスがないお店を選んで接客に専念するのもアリですよ。

指名やドリンクバックのシステムはお店によって異なるので、面接のときに確認しておきましょう。

まとめ

キャバクラのお仕事は、スライド制やバック制度を利用すれば高収入を目指すことができます。

最初のうちは時給だけの収入になりますが、接客スキルを身に付けて固定客を掴めば収入アップも確実ですよ。

まずは入店を考えているお店にお給料について確認するところから始めましょう。

事前に知っておくことで、お店側とトラブルになるのを防ぐことができます。

あなたらしい充実したキャバ嬢ライフが送れることを願っています。